各種検査について

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内視鏡検査

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)では、食道・胃・十二指腸の中を直接観察し炎症・潰瘍・ポリープ・癌などの病気の有無を確認します。病変が疑われた場合、患者様の同意のうえ粘膜表面から細胞をとって(生検)組織を詳しく調べます。
当院では、検査を楽に受けていただく事を重視し、内視鏡スコープは最も細い直径 5.8 ㎜の細径内視鏡(通常スコープは 9~10 ㎜)を使用しています。また、検査に対する不安や苦痛を軽減するため、ご希望により鎮静剤を使用致します。
反射の強い(オエッとなりやすい)方は、鼻からの検査(経鼻胃内視鏡検査)も行っておりますのでお気軽にご相談ください。

内視鏡
内視鏡

検査における注意事項、費用についての詳しい情報は、上記【上部消化管内視鏡検査について】の詳細ダウンロードボタンをクリックしてご確認ください。
上記より該当する同意書をダウンロードのうえ、必要箇所に署名をし当日ご持参下さい。

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)では、大腸の中を直接観察し炎症・潰瘍・ポリープ・癌などの病気の有無を確認します。病変が疑われた場合には、患者様の同意のうえ生検での病理組織学的検査や、その場でポリープ切除術を行います。
当院では最新鋭の拡大スコープを使用し、特殊光観察拡大観察を使った精度の高い内視鏡検査を心掛けております。また、検査に対する不安や苦痛を軽減するため、ご希望により鎮静剤を使用致します。

検査における注意事項、費用についての詳しい情報は、上記【下部消化管内視鏡検査について】の詳細ダウンロードボタンをクリックしてご確認ください。
「必ず検査前に、上記【(大腸)検査の準備について】をご参照下さい。
上記【(大腸)同意書ダウンロード】より同意書をダウンロードのうえ、必要箇所に署名をし当日ご持参下さい。

超音波検査
(腹部・心臓・頸動脈)

体内の臓器の形や動きなどを見る検査が超音波検査です。
人間の耳に聞こえないほど高い周波数の超音波は、臓器や組織の境目で反射する性質があります。
この超音波を体外から発射し、返ってきた反射波をコンピューターで処理して内臓や血管の状態を画像として映し出す検査です。
産科の診察では赤ちゃんの発育状態を確認するときに使われており、痛みもなくとても安全性の高い検査です。

腹部超音波検査

この検査では主に肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓などの実質臓器の他、腹部大動脈などを観察します。各臓器の腫瘍や、肝硬変、脂肪肝、胆石、胆のうポリープ、腎結石などの評価ができます。また尿を溜めて膀胱や前立腺を見ることもできます。

心臓超音波検査

この検査では、心臓の大きさ、動き、壁の厚さや弁の状態、血液の流れなどを観察し、虚血性心疾患、心臓弁膜症、心筋症、先天性心疾患などを診断します。心電図に異常がみられた場合の精査としても行います。

頚動脈超音波検査

頸動脈は脳に血液を送る大切な血管です。この検査では、頸動脈の血管壁の厚さや、詰まり具合、プラーク(コレステロール溜まり)の有無をみることで、脳梗塞発症のリスクを評価します。また全身の動脈硬化の指標にもなるため心筋梗塞や大動脈解離などの命にかかわる病気が発症する危険度を推測することもできます。

高血圧、高脂血症、糖尿病の方や、喫煙者におすすめの検査です。

検査の方法
検査の部位にゼリーをつけます。(検査する部位によっては衣服を脱いでいただきます)
超音波を出すプローブを当て、動かしながら観察します。
検査中は呼吸を調整し、息を止めていただくこともあります。
検査の画面を見やすくするため、検査室内は少し暗くしています。
※腹部超音波検査の方は絶食となります。飲水(水・お茶のみ)は可能です。
(そのほかの超音波検査の方は、その必要はありません)

血圧脈波検査(血管年齢検査)

血圧脈波検査とは、血管の硬さや詰まり具合を測定し、動脈硬化の進行度を評価する検査で、血管年齢検査とも言われています。
あお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。時間は5分程度で、血圧測定や心電図検査と同じ感覚でできる簡単な検査です。

動脈硬化とは?

加齢や肥満、喫煙、脂質代謝異常、高血圧、糖尿病などにより動脈の柔軟性が失われ硬くなった状態です。また、動脈硬化は血管が硬くなるだけではなく、コレステロールなどの沈着物により内壁が厚く、内腔が狭くなったり、血管自体が脆く裂けやすくなることも問題です。
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、大動脈解離といった病気の原因となるため、早期に発見することが大切です。

こんな方に
おすすめの検査です
動脈硬化が気になる方
高血圧・脂質異常症・糖尿病の方
喫煙をしている(以前していた)方
手足のしびれ、冷感を感じる方
肥満・メタボリックシンドロームの方
近親者に脳卒中や心臓病になった人がいる方

自費検査

当院では、新型コロナウイルス検査、がん血液・唾液検査、生活習慣病リスク検査など自費検査も行っています。
検査内容、検査項目等につきましてはお気軽にお問い合わせください。

その他
(採血・検尿・心電図・胸部レントゲンなど)

基本的な血液生化学検査は、富士フィルムメディカル社製のFDC7000などでおこない、その場で測定結果を得ます。他の検査項目は検査センターに測定を依頼します。
尿検査、便潜血反応、ピロリ菌検査、心電図、胸部・腹部レントゲン検査、骨粗鬆症検査も行っております。

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